陸戦型ガンダム好き!!
08小隊に出てきた陸戦型ガンダム、「量産型のガンダムなんか邪道だ!!」って声も当時あったのかもしれませんが、それでも結構すんなりガンダムファンの間に受け入れられていると思います。
もともと08小隊は「ガンダム世界の一兵士の視点での戦争」を描こうとしていたらしく、それこそ「コロニーの落ちた地に……」ばりに量産型のみを出そうと思っていたらしいですね。しかし、ガンダムと名がついている以上、ガンダムを出さなければならない。そのためどうにか苦しい設定をつけて陸戦型ガンダムを出したらしいです(少なくとも、ヒーローとしてのガンダムを求めていなかったようです)
この陸戦型ガンダム、その後のメディア上の立ち位置としては「ジム以上ガンダム未満の高性能量産機」という位置付けになっています。そのため、外伝作品では非常に出しやすい機体となっていまして、その後の外伝作品ではほぼ必ずといっていいほど出ています。
とはいえ、以外にも陸戦型ガンダムの改良型はブルーディスティニーとEZー08、ジムヘッド(陸戦型ガンダムの頭をジム系に替えた応急処置品)位しか見当たりません。派生型が作りやすい設定なのに不思議に思っています(筆者が知らない機体があるのかもしれませんが)
ここでメディア事の陸戦型ガンダムについて語ろうとおもいいます。
……と思いましたがその前に……
「陸戦型ガンダムの武装」について語ろうと思います。
なぜかと言えば、陸戦型ガンダムの魅力の一つがその豊富な武装にあると思うからです。また、メディアごとの説明の際にも「そのときの陸ガンの武装」について語るのは避けて通れないからです。
ではさっそく……
陸戦型ガンダムの代表的な武装「100mmマシンガン」
陸ガンと言えばこれ! っと言っても過言ではない武器です。設定上によれば使い勝手がよく信頼性が高い実弾兵器だということ。
そのお陰でジムのビームスプレーガンはすっかり影の薄い存在に……
多分、公式、非公式問わず、この後に発表させる一年戦争時の連邦製MSにもこのマシンガンが(オプションとしてかもしれませんが)装備されると思います。
実弾兵器なのでジム以前のジェネレータ出力が低いMSにも装備可能。
使い勝手が良いという設定なので、後期のMSも使う価値がある。
という素敵な設定なので、今後も様々なメディアで廃れる事はないと思います。
代表的な武装その二「180mmキャノン」
陸戦型ガンダムの様々なメディアのプロモーションにこれを構えた陸ガンの姿が描かれています。口径といい「連邦製のジオンのマゼラトップ砲」みたいなといった所でしょうか。
これも優れた実弾兵器らしいですが、なぜか他の連邦製MSで装備している機体がありません。ジムスナイパー系の機体なんかこれを使用しても「アーマードコアのスナイパーキャノン」みたいな感じでかっこいいと思いますが……
ペイルライダーにもこの武器が腕に装備されていますね(筆者はこのゲームをやったことがないので詳しくはわかりませんが)
破壊力だけなら最強の武装「ミサイルランチャー」
広範囲に攻撃可能な重火器。若干の誘導性能があるみたいですが、やはりこの武器の主な使用法は爆撃の用な使い方でしょう。これもジムコマンドとかにも採用されてもいい気がしますが…… どうも陸戦型ガンダム(または陸戦型ジム)の武装は100mmマシンガン以外は他の機体に使用されないみたいです。よく知りませんがガンタンクの派生機体にこの武器が装備されているみたいですね。純粋なMSには使い勝手が悪い武器なんでしょうか?
微妙な立ち位置「ロケットランチャー」
いわゆるバズーカ砲、ガンダムのものよりも砲身が短く取り回しが良いとの事。ただ、陸ガンにはミサイルランチャーがあるので役割がかぶってしまう模様。陸戦「用」ジムのレールガンやデザートジムのロケットランチャーに似ている所が気になる所。
大切に扱え!!「ビームライフル」
原作では2丁しかストックがないらしかった貴重品。ガンダムのに比べて品質が劣り、信頼性にも問題があったらしいですが、さすがにその性能は高く、ザクを1撃で倒せただろうと思われます。もしかするとジムライトアーマーのライフルと何か関係があるのかも知れない。
まさに搦め手「ネットガン」
使い方によってはこれほど役にたつ武装は無いような気がする武器。とはいえ、動く相手には命中させるのが難しいと思われますので、やはり「対大物」用の武器かもしれません。グフのヒートロッドやアッザムのリーダーのように派生系を作るのが難しそうな武装。
危険な場所に付いてます!!「胸部機関砲」
胸部に付いている機関砲。頭部のに比べて弾数は多いみたいですが、コクピットの隣にオンしているので誘爆の危険度大。その後の連邦製のMSでは採用されている機体はありません。まあ、陸ガンの兄弟機であるブルーディスティニーがより危険な武装を胸に搭載することになっているのですが……
色々な使い方が出来そう……「胸部マルチランチャー」
劇中では閃光弾を放つために使用された機能。多分、閃光弾のほかにも対人用の砲弾を発射するなど、色々な使い方があると思う。
トリモチなんかも発射できるかもしれませんね。
ふくらはぎに格納「ビームサーベル」
ふくらはぎに入っているのは一長一短だと思う。確かに密林ではバックパックに差してあると引っ掛かる危険はありますが、それよりも腕部に格納した方が良いような気もします。
格闘戦にも使用可能「小型シールド」
180mmキャノンを支えてある構図で有名なシールド。実際にどのくらいの強度があるかは不明な所が多いです。これも密林では使い勝手は良さそうな気はしますが。
では、これから各メディアごとの活躍?を見てみたいと思います!
陸戦型ガンダムのデビュー作。とにかく劇中では「量産型としてのガンダム」と言うのがイヤというほど描かれています。無敵でも何でもなく、ザクとの1対1の勝負でもでも勝てるかどうかわからない描写になっています。
その証拠に陸戦型ガンダムの改修機であるEz-08は量産型MSのような外見と設定になっています。
監督が変わらなかったら、多分「俺ら連邦愚連隊」のちょっと変わったような作品になっていたかもしれません。
出てくる武装は(当然ながら)全部の陸戦型ガンダムの武装が出てきます。
「ブルーディスティニー三部作」
実際には陸戦型ガンダムは出て来なくて、陸ガンの改修機とも言える「ブルーディスティニー」が主役です。08小隊とはそれほどスパンを経ずに発表されたため、いかに陸戦型ガンダムの設定が使いやすいかの良い例だとおもいます。
出てくる武装は100mmマシンガンとビームライフルといったところ。
「ガンダム戦記シリーズ」
ガンダム戦記シリーズにはゲーム、マンガ、小説などの色々なメディアがありますが、いずれの作品にも陸戦型ガンダムは良いポジションで収まっています。マンガなどでは主人公のマット・ヒーリィの愛機として主役機となっております。その他の場合でも高性能な量産型として扱われています。
主に出てくる武装は100mmマシンガンとミサイルランチャー、180mmキャノンです。
ゲーム「ギレンの野望シリーズ」
連邦初の量産型MSとして開発されます。コストが高すぎるのが特徴ですが、その使い勝手は宇宙で使用できないのを除いてガンダムをも越えると思います。
多彩な武装を使用できるという点を再現されており、いつでも武装を変更できるというフレキシブルな使用ができるという設定となっています。
これも主に出てくる武装は100mmマシンガンとミサイルランチャー、180mmキャノンです。
ゲーム「Gジェネレーションシリーズ」
多彩な武装が再現されておりますが、基本的な性能は高くなく、ゲームシステムの改造を用いないと最後まで使用するのは難しいと思われます。ただ、武装が豊富なので使い勝手自体は決して悪くないと思われます。
「その陸戦型ガンダムはお前を試しているのさ……」